はやぶさ(第20号科学衛星MUSES-C)の帰還をご記憶ですか? 2003年5月9日に小惑星探査のため地球を旅立ったはやぶさは今年2010年の6月13日に地球へ戻ってきました。そのエピソードがテレビで取り上げられ一躍多くの人たちの関心の的となりその帰還について大きな反響を巻き起こしたのですが、2010年4月15日に「Hayabusa_JAXA」というTwitterアカウントが作られたことによってテレビ・新聞といった従来のマスメディア以外でも反響が生まれていたのです。
TWIMPACTの取得しているTweetデータからその反響の度合いをヒートマップ状に示したのが図1です。
こうみていくと立ち上げ当時に 黄色や赤の部分が見られますが、5月になると若干下火になりつつ、6月第1週から盛り上がり始めて帰還の日にピークを迎えているという流れが見えます。そして、その後はそれまでの密度より遥かに薄い色となっており反響があっという間に消えていったこともわかります。この終盤の引き具合は日本チームがワールドカップで大健闘したことが要因とも考えられます。つまり感動を求める浮動票的ファンが話題の中心を変えたということではないでしょうか。
さて、このヒートマップはどの時点からどの時点までHayabusa_JAXAアカウントが盛り上がってたのかという事実を知るには売ってつけなのですが、「どのTweetが反響あったの?」という問いには答えられません。インタラクティブなインターフェイスにしてヒートマップの地点をクリックしてだせばいいのですが、まだそこまでは実装を進めていないので申し訳ありません。
ですがCanvasを利用したグラフにより1時間単位でのReTweetの多い順のTweetをチェックするツールを用意しました。こちらいずれTWIMPACTに実装するかもしれないのでぜひお試しください。
はやぶさの反響グラフ:6月1日〜6月17日(htmlページです)